「今日は自信作のクロワッサンを焼いたとに、夕方には数個売れ残っとる」——カフェやパン屋の現場で、よう聞く話です。味は文句なし。なのに「新作出しました」がお客さんに届いとらんだけ、ということが多かとです。これ、SNSが苦手とか時間が無いとかの前に、“伝え方の型”がないだけのことがほとんど。この記事では、スマホで美味しそうに撮るコツと、開店前でも30秒で書ける一言告知の型を使うて、新作や日替わりをちゃんと届ける段取りを、現場の例と数字の見方つきでお伝えします。屋台の呼び込みと一緒で、よか商品も“声”を出さんと素通りされるとです。
この記事のポイント
-
売れ残るのは「味」やなく「告知の型」がないから
-
新作が埋もれる原因の多くは、品質より「伝わっていないこと」。型を持つだけで一気に変わります。
-
スマホ写真は「自然光・寄り・湯気/断面」で化ける
-
高い機材は不要。光と角度の3つを押さえるだけで、同じパンが見違えるように美味しそうになります。
-
一言告知は「商品名+おすすめ点+いつまで/数量」の型
-
この順番を埋めるだけで、30秒で“買いたくなる一言”が書けます。迷う時間がなくなります。
-
InstagramとGoogleに同時掲載で“見つかる”
-
SNSで見せて、地図で見つけてもらう。両方に出すと、近所のお客さんに届く確率が上がります。
なぜ自信作ほど埋もれてしまうのか
パン屋やカフェの新作は、焼き上がった瞬間が一番テンションの上がるところ。でもお客さんからしたら、店に来て初めて「あ、新作あるんや」と気づく。「焼けた」と「伝わった」はまったくの別ものです。声に出さんと、せっかくの一品もガラスケースの中で静かに待つだけ。まずはここの勘違いをほどくのが第一歩です。
「焼けた」と「伝わった」は別もの
六本松のあるベーカリーでは、月替わりの惣菜パンを出しても口頭の「新作です」だけで、気づかれずに夕方値下げ…が続いとったそうです。一方、平尾のカフェでは日替わりプレートをスマホで1枚撮って一言添えて投稿しただけで、開店前から「あれ取り置きできますか」の連絡が入るようになった、という声があります。屋台で「焼きたてやけん寄っていき!」と一声かけるのと同じで、“出した”ではなく“届けた”まで持っていくのが勝負どころです。
Before / After(よくある手戻り)
- Before:焼けたものをそのまま陳列、口頭で「新作です」→ 気づかれず夕方に値下げ → 利益も気分も削れる
- After:スマホで1枚撮って一言告知を同時投稿 → 開店前に「あれ食べたい」が届く → 昼前に完売、値下げゼロ
スマホで美味しそうに撮る3つのコツ
「うちのは映えん」と思っとる方ほど、ちょっとした撮り方で化けます。必要なのは新しいスマホでも照明セットでもなく、「自然光・寄り・湯気/断面」の3つだけ。開店前の数秒でできる範囲のことです。
自然光・寄り・湯気/断面を押さえる
- 自然光:窓際の明るい場所へ。店内の黄色い照明の真下より、横から入る自然光のほうがパンの焼き色が美味しそうに出ます。
- 寄り:全体を写そうとせず、一個にグッと近づく。クロワッサンの層やバターのツヤが見えると一気に「食べたい」が出ます。
- 湯気/断面:焼きたての湯気、ちぎった断面、とろけるチーズ。「今この瞬間」が伝わる一枚が一番強かです。
迷ったら「3枚撮って1枚選ぶ」
白金のパン屋さんでよう聞くのが「どの角度がよかか分からん」という悩み。答えはシンプルで、角度を変えて3枚だけ撮って、一番美味しそうな1枚を選ぶ。これで十分です。完璧な1枚を狙うより、数秒で3枚撮って選ぶほうが結局速いし、外しません。毎日同じ場所・同じ時間に撮ると、だんだん“勝ちパターン”が見えてきます。
30秒で出せる一言告知の型
写真が撮れたら、次は一言。ここで悩んで5分かけよったら開店に間に合いません。文章は才能やなく型です。「商品名 → おすすめ点 → いつまで/数量限定」の3つを埋めるだけで、買いたくなる一言になります。
「商品名+おすすめ点+いつまで/数量」で埋める
たとえばこんな具合です。「発酵バターのクロワッサン(商品名)、外はサクッ中はじゅわっで朝が幸せになります(おすすめ点)。本日20個限定、なくなり次第終了です(いつまで/数量)」。この3点を順に並べるだけ。おすすめ点は「美味しい」より食べた時の感じ(食感・香り・シーン)を一言入れると伝わります。「いつまで/数量」を入れると“今行かな”の背中押しになります。
ChatGPTで一言を作るプロンプト例
「型は分かったけど言葉が出てこん」という日もあります。そんな時はChatGPTに下書きを任せて、自分で味付けすればよか。商品名とおすすめ点を渡すだけで、InstagramとGoogle両方に出せる一言を作ってくれます。
以下のパン/ドリンクについて、お店のInstagramとGoogleビジネスプロフィールに同時に出せる「一言告知」を3案つくってください。
【やってほしいこと】
・「商品名 → おすすめ点 → いつまで/数量限定」の順で、各2〜3文の短い文にする
・絵文字は多くて2つまで、固すぎず親しみのある口調にする
・最後にハッシュタグを5個(地名・パンのジャンル中心)つける
【注意】
・アレルゲンや産地は、こちらが書いた事実だけを使う(勝手に足さない)
・「最高」「日本一」など根拠のない最上級は使わない
【対象】
・商品名:(例)発酵バターのクロワッサン
・おすすめ点:(例)外はサクッ、中はじゅわっ。朝に焼きたて
・販売:(例)1日20個限定、なくなり次第終了
InstagramとGoogleに同時掲載する(数字の見方)
写真と一言ができたら、出す先は2つ。Instagramで見せて、Googleビジネスプロフィール(地図に出る店情報)で見つけてもらう。同じ写真と文を両方にコピペするだけで、近所のお客さんに届く間口が広がります。
SNSで見せて、地図で見つけてもらう
Instagramは「フォロワーへのお知らせ」、Googleビジネスプロフィールの投稿は「“近くのパン屋”で検索した知らん人への入口」になります。役割が違うけん、両方に出すのがよか。手間は最初の1回だけ。撮った写真と一言告知を、開店前にコピペで2か所へ。慣れたら本当に30秒で終わります。
効果は数字1つで追う(KPI)
続けるコツは、感覚で終わらせず数字を1つだけ決めて記録すること。欲張らず1つでよかです。
- 新作の完売時刻:告知した日としない日で、売り切れる時間がどれだけ早まったか
- 投稿への反応数:「いいね」や保存、Googleの「ルート検索」が何件ついたか
- 「あの投稿見た」の来店:レジで一声聞くだけでもOK。月に何人いたか
まとめと次にやること
- 新作が埋もれるのは味やなく「告知の型」がないから。撮り方と書き方を先に決めとくと迷いません
- 写真は「自然光・寄り・湯気/断面」、一言は「商品名+おすすめ点+いつまで/数量」の型でOK
- InstagramとGoogleに同時掲載し、完売時刻など数字1つで効果を追うと続きます
次にやること:明日の新作を1つだけ、開店前に窓際で3枚撮って一番よか1枚を選び、上のプロンプトで一言を作ってInstagramとGoogleに出してみましょう。たった1回でも「あの投稿見た」が来たら、もう手は止まりません。
「うちはどこから手をつければ?」と思ったら。
LINEで「業種・いま一番の困りごと・だいたいの規模」を2〜3行送ってください。あなたの会社の“最初の一歩”を1つ、具体的に無料で提案します。売り込みはしません。