「見積もり出したお客さん、そういえば最近連絡しとらんなぁ」——気づいたときには他社で決まっとった。営業の現場で、いっちゃん悔しいやつですよね。商品が悪かったわけでも、値段で負けたわけでもない。ただ“追いかけ忘れた”だけで失注する。これがいちばんもったいなか取りこぼしです。実はこれ、根性や記憶力の問題やなくて、「次にいつ連絡するか」を一覧に書いて見えるようにするだけで、ぐっと減らせます。この記事では、お客さん台帳に“次アクション日”を足して、追客もれを防ぐ仕組みのつくり方を、現場の例と数字の見方つきでお伝えします。
この記事のポイント
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失注の多くは「忘れ」で起きとる
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負けたんやなくて、追いかけ忘れただけ。記憶に頼る限り、のぞき客はこぼれ続けます。
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“次アクション日”を一行足すだけ
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お客さん台帳に「次いつ・何をする」を書くと、今日やるべき追客が一目で分かります。
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一覧で見えれば誰でも追客できる
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ベテランの頭の中の段取りを表にすると、属人化がほどけて新人でも追えるようになります。
失注のほとんどは「忘れ」で起きとる
負けた理由を聞かれると、つい「価格が」「タイミングが」と言いたくなります。ばってん、実際にいちばん多いのは「追いかけ忘れて、気づいたら他社で決まっとった」という、なんとも切ない失注です。お客さんも別に逃げたわけやない。こっちが連絡せんかったけん、目の前で動いてくれた別の会社に決めた、それだけのことが多かとです。
「のぞき客」を覚えきれんのは当たり前
薬院の工務店では、見積もりを出したお客さんを社長の頭の中だけで管理しとって、案件が10件を超えたあたりから「次どこに連絡するんやったか」が分からんようになった、という声があります。屋台でいうと、暖簾の外でメニューを眺めとる“のぞき客”が何人もおるのに、忙しさで声をかけそびれて、そのまま隣の店に入られるようなもんです。人間の記憶で5件も10件も追うのは、土台むりがあるとです。覚えきれんのは能力やなくて、仕組みがないだけ。
Before / After(よくある手戻り)
- Before:追客は記憶と勘 → 忙しい週はごっそり抜ける → 「あ、あのお客さん」と思い出したときには失注
- After:台帳に“次アクション日”を記入 → 今日連絡すべき人が一覧で出る → 追いかけ忘れが減って、商談が途切れん
お客さん台帳に“次アクション日”を一行足す
むずかしいシステムはいりません。今あるエクセルでも、紙の台帳でも、LINEのメモでもよか。大事なのは、お客さんごとに「次いつ・何をするか」の一行を必ず書いとくことです。これがあるだけで、追客は記憶ゲームから“段取り表どおりに動く仕事”に変わります。
最低限そろえたい4つの欄
- お客さん名・案件(誰の・何の話か)
- 今の状態(見積もり提出済み/検討中/返事待ち など)
- 次アクション日(次にこっちが動く日。ここがいちばん大事)
- 次にやること(電話で感触確認/資料を再送 など、一言でよか)
用語ミニ解説:追客とは
追客とは、一度興味を持ってくれたお客さんに、決まるまで適切な間隔で連絡を取り続けることです。山笠の舁き手が次の角でどう曲がるか段取りを決めとくように、追客も「次の一手をいつ打つか」を先に決めとくのがコツ。宗像の不動産会社では、内見後のお客さん全員に「3日後・1週間後・3週間後」の次アクション日を最初に振っておくルールにしたら、フォロー漏れがほぼなくなった、という例があります。
AIで“追客リマインド一覧”をつくる手順(コピペOK)
台帳のデータを、AI(ChatGPTなど)に渡せば「今日・今週やるべき追客」を仕分けた一覧にしてくれます。むずかしい設定はいりません。次の3点(文脈・目的・出力形式)を渡すだけです。
手順は3ステップ
- (1) お客さん台帳から「名前・状態・次アクション日・次にやること」をコピー
- (2) AIに「今日の日付を基準に、追うべき順で一覧化して」と頼む
- (3) 出てきた一覧を朝いちで見て、上から順に連絡する
そのまま使えるプロンプト例
以下のお客さん一覧を読み、今日を基準に「追うべき順」のリマインド表を作ってください。
【やってほしいこと】
・次アクション日が今日より前=対応もれを、最優先で上に並べる
・今日〜3日以内に来るものを「今週やる」としてまとめる
・各行に「お客さん名/状態/次アクション日/次にやること」を表示する
【注意】
・価格・納期・在庫は約束せず、文面では「確認のうえご連絡します」に留める
・お客さまの電話番号など個人情報は伏せたまま扱う
【今日の日付】
2026-06-25
【お客さん一覧】
(ここに台帳から名前・状態・次アクション日・次にやることを貼る)
追客もれを“数字”で見て、受注率を上げる
一覧ができると、追客は「思い出したらやる仕事」から「毎朝、上から順にこなす仕事」に変わります。これは取りこぼしをほどく第一歩です。効果は感覚で終わらせず、1つだけ数字を決めて記録すると続きます。
- 追客もれ件数:次アクション日を過ぎても連絡できとらん案件が、週に何件あるか
- 受注率:見積もりを出したお客さんのうち、何割が成約まで進んだか
- 追えとる人数:放置やなくちゃんと追客できとるお客さんが何人おるか
まとめと次にやること
- 失注の多くは負けたんやなくて「追いかけ忘れ」で起きとります
- お客さん台帳に“次アクション日”を一行足すだけで、追うタイミングが見えます
- AIで追客リマインド一覧をつくれば、新人でも漏れなく追えるようになります
次にやること:まずは今追いかけとるお客さんを5件だけ書き出して、それぞれに「次アクション日」を1つずつ振ってみましょう。一覧が1枚できるだけで、明日からの追客がぐっと抜けにくくなります。
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