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売って終わりを卒業。リピートを生む購入後フォローの型をAIで

売って終わりを卒業。リピートを生む購入後フォローの型をAIで

「売れた瞬間が一番うれしくて、納品したらそのまま音信不通」——これ、屋台でいうたら、せっかく入ってくれた常連さんを“一見さん扱い”しとるようなもんです。新しいお客さんを探すのは骨が折れるのに、一度買うてくれた人への声かけは後回し…なんてこと、よう聞きます。実はリピートは、「お礼 → 使い心地の確認 → 次の提案」の3つの声かけを決まった型にしておくだけで、担当が誰でも回るようになります。この記事では、AI(ChatGPTなど)でフォローの定型文をそろえて、買って終わりを卒業する手順を、現場の例と数字の見方つきでお伝えします。

この記事のポイント

フォローは「3回の声かけ」で決まる

お礼・使い心地確認・次の提案。この順番とタイミングをそろえるだけで、リピートはぐっと出やすくなります。

定型文をAIでそろえれば属人化がほどける

「気が利く人だけがやる神対応」を、AIで“見える定型文”に。誰が担当でも同じフォローが回せます。

追うべき数字はリピート率ひとつでよか

欲張らず「もう一回買うてくれた割合」を1つ決めて記録すれば、効いとるかどうかが見えます。

なぜ「3回の声かけ」でリピートが決まるのか

お客さんは、買うた直後はワクワクしとっても、放っておかれると「ああ、売るときだけ熱心やったね」と冷めてしまいます。逆に、買うた後にそっと声をかけてもらえると「ここはちゃんと気にかけてくれる店だ」という安心感が残ります。山笠の舁き手が次の角を見据えて走るように、売れた直後こそ“次の角”を決めておく。お礼・使い心地確認・次の提案、この3回をあらかじめ仕込んでおくのが大事になります。

「お礼のひと言」がそろうだけで印象が変わる

薬院の雑貨店では、ネット注文のお客さんに何のフォローもしておらず、二度目の購入がほとんど無い状態でした。試しに「ご購入ありがとうございました。届いたころにまたご連絡しますね」という一文を全注文に統一したところ、同じ商品でも「また来ます」という返信が増えたそうです。博多商人が「またぜひ寄ってくださいや」と背中に声をかけるのと同じで、最初のお礼がそろっとるだけで、お客さんとの糸はつながったままになります。

Before / After(よくある手戻り)

  • Before:フォローは担当者まかせ → 気が利く人はやる、忙しい人は忘れる → 「あの店、買うたきりやった」と忘れられて、新規探しに逆戻り
  • After:3回の声かけを定型文化 → 誰が担当でも同じタイミングで届く → 二度目・三度目の購入につながり、新規集めの手戻りが減る
リピートが伸びん原因の多くは「商品が悪い」ではなく「フォローのやり方が人によってバラバラ」なことから生まれます。そろえるべきは声かけの型です。

3回の声かけ、それぞれの“ねらいとタイミング”

ひとくちにフォローと言うても、声をかける時期で役割が違います。タイミングを間違えると、まだ箱も開けとらんのに「次いかがですか」と売り込んでしまい、かえって引かれます。まずは3つの場面に分けて考えると整理しやすかです。

具体例:3つの声かけと“目安のタイミング”

  • お礼(購入直後)→「ご購入ありがとうございます。お手元に届くのを楽しみにお待ちくださいね」。買うてくれた気持ちに、まず感謝を返す。
  • 使い心地の確認(届いて1週間ほど後)→「使い心地はいかがですか。困ったことがあればいつでもどうぞ」。売り込みではなく“気にかけ”の連絡。
  • 次の提案(消耗・買い替えの頃合い)→「そろそろ補充の時期かと思いまして。あわせて◯◯もよく選ばれています」。困りごとが出る頃に、そっと次の一手。

用語ミニ解説:リピート率とは

リピート率とは、買うてくれたお客さんのうち「もう一回買うてくれた人の割合」のことです。むずかしく考えんでよくて、たとえば「先月買うた100人のうち、今月また買うてくれたのが15人なら15%」くらいの感覚で十分です。宗像の食品店では、この“もう一回率”だけを毎月メモするようにしたら、どの声かけが効いとるかが見えるようになった、という例があります。お客さん台帳(CRM)に難しい道具はいりません。まずは紙とエクセルで足ります。

AIでフォロー定型文をつくる手順(コピペOK)

気の利く先輩が自然にやっとる声かけを、AIに“定型文”として書き出してもらいます。むずかしい設定はいりません。無料のChatGPTなどに、次の3点(商品・お客さん・出力形式)を渡すだけです。

手順は3ステップ

  • (1) 売れ筋の商品を1つ選び、特徴と「だいたい何か月で買い替え・補充になるか」をメモする
  • (2) AIに「お礼/使い心地確認/次の提案」の3通の定型文を作ってもらう
  • (3) 出てきた文をお客さん台帳の横に貼る/メール・LINEの下書きに保存して使い回す

そのまま使えるプロンプト例

購入後フォロー 定型文づくりプロンプト
あなたは小さな店の販売担当です。下の商品について、購入後フォローの定型文を作ってください。

【やってほしいこと】
・「お礼(購入直後)」「使い心地の確認(届いて1週間後)」「次の提案(補充・買い替えの頃)」の3通を作る
・1通あたり2〜3文の短い文に。敬語で、売り込みすぎない自然な言い回しにする
・名前を差し込める形(〇〇様)にして、そのままコピーして使えるようにする

【注意】
・価格・在庫・納期は約束せず「詳しくはお問い合わせください」に留める
・お客さまの氏名・連絡先など個人情報は文面に入れない

【商品の情報】
商品名:(ここに記入)
特徴:(ここに記入)
買い替え・補充の目安:(例:約3か月)
守秘・個人情報に注意。お客さんの氏名・連絡先・注文番号などはAIに貼らないようにしましょう。価格・在庫・納期の確約は人が判断し、定型文では「詳しくはお問い合わせください」に統一すると安全です。

定型文化で“リピートを取りこぼさない”(数字の見方)

定型文がそろうと、フォローは「気が利く人だけの神対応」から「誰でも回せる仕組み」に変わります。これがリピートの取りこぼしを減らす第一歩です。効果は感覚で終わらせず、1つだけ数字を決めて記録すると続きます。追うのはリピート率(もう一回率)ひとつでよかです。

  • リピート率:先月買うた人のうち、今月また買うてくれた割合(例:15%)
  • 使い心地確認の返信率:確認の声かけに返事をくれた割合(おまけの目安)
  • 次の提案からの注文数:補充の声かけがきっかけで入った注文の数(おまけの目安)
KPIは欲張らずリピート率1つでOK。たとえば「もう一回買うてくれる割合が10%→18%になった」だけでも、新規探しに走り回る手間がぐっと減ります。

まとめと次にやること

  • リピートは「お礼/使い心地確認/次の提案」の3回をそろえるだけで、担当が誰でも回ります
  • 声かけのタイミングを分けると、売り込みすぎず自然にフォローできます
  • AIで定型文をつくれば、気が利く人頼みの属人化がほどけて取りこぼしが減ります

次にやること:まずは売れ筋を1つ選んで、上のプロンプトで「お礼の定型文」を1通だけ作ってみましょう。1通できれば、明日からの納品に“次へつながる声かけ”が一つ足せます。

うちの場合どうする?と思ったら、ちょっとLINEで聞いてみてください。

LINEで「業種・いま一番の困りごと・だいたいの規模」を2〜3行送ってください。あなたの会社の“最初の一歩”を1つ、具体的に無料で提案します。売り込みはしません。

チョイ博多 (ちょい・はかた)

執筆者紹介

チョイ博多 (ちょい・はかた)

営業DXライター/補助金アドバイザー

営業畑20年、現場の汗を知る実務派。
「売上アップと補助金活用」を両輪に、中小企業の経営課題をユーモアを交えながら伝える。
データ分析も得意で、AI営業支援や集客改善の最新事例を解説。

趣味:屋台めぐり/数字分析/商店街散策

■出身地
福岡県福岡市博多区

■学歴
1989年 福岡県立福岡高等学校 卒業
1993年 西南学院大学 商学部 卒業

■経歴
1993年 商社勤務 法人営業…製造業向け販路開拓
2003年 コンサル会社 営業マネージャー…補助金申請支援と営業研修
2015年 独立アドバイザー…営業DX・補助金活用の支援多数
2025年 「ChotGPT Fukuoka」専属ライター…営業支援・集客・補助金記事を担当

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