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問い合わせがたまたまで終わる会社へ。来た客を取りこぼさん受け皿の作り方

問い合わせがたまたまで終わる会社へ。来た客を取りこぼさん受け皿の作り方

「ホームページから問い合わせは来とるんやけど、気づいたら数日経っとって、返したらもう他で決めとった」——商売しよると、こういう取りこぼし、地味に多かとです。問い合わせは“来たとき”がいちばん熱い。そこを逃すと、せっかくの見込み客が冷めてしまいます。実は、問い合わせ対応は「受ける入口」と「返す段取り」を最小構成で決めておくだけで、たまたま誰かが気づいて返す、から卒業できます。この記事では、AI(ChatGPTなど)も使いながら、フォーム→台帳→翌営業日フォローという受け皿のいちばん小さい形を、現場の例と数字の見方つきでお伝えします。

この記事のポイント

問い合わせは「来たとき」がいちばん熱い

返すのが遅れるほど客は冷めます。受け皿を決めて、初動を速くするのがいちばん効きます。

フォーム→台帳→翌営業日フォローの3点だけ

入口・記録・返す段取りの3つを最小構成で固定すれば、たまたま頼みの対応が卒業できます。

KPIは「一次対応までの時間」1つでよか

来てから最初に返すまで何時間か。これだけ測れば、取りこぼしが減っとるかが見えます。

なぜ問い合わせが「たまたま」で終わるのか

取りこぼしの正体は、やる気の問題やのうて段取りの問題です。問い合わせがメールで誰か一人に届く、その人が忙しい、見落とす、気づいたら数日後——これは誰の責任でもなく、ただ受け皿が無いから起きとります。屋台でも、呼び込みだけ上手で席の段取りが無かったら、せっかく寄ってきたお客さんを座らせきらんとですよね。問い合わせも同じで、入口と返す段取りを決めとくだけで、ぐっと安定します。

「気づいた人が返す」は、いつか必ず漏れる

薬院の工務店では、問い合わせが社長個人のメールに届く運用で、現場に出とる日は丸一日気づかず、返したころには他社で見積もりが進んどった、という声があります。一方、春日のリフォーム会社では、問い合わせを全部1枚の台帳に集めて「翌営業日の朝いちで返す」と決めたところ、同じ件数でも“返し忘れゼロ”に近づいたそうです。博多商人がツケを帳面に必ず書きつけよったように、来た客を1か所に書き留める習慣があるだけで、取りこぼしは激減します。

Before / After(よくある手戻り)

  • Before:問い合わせが個人メールに散らばる → 気づいた人が気が向いたら返す → 返し忘れ・二重対応・「で、誰が返したと?」の確認だけで時間が溶ける
  • After:フォームで入口を1本化 → 1枚の台帳に自動で残る → 翌営業日の朝に一括フォロー → 誰が見ても“未対応”が一目で分かる
取りこぼしの多くは「やる気不足」やのうて「来た客が1か所に集まっとらん」ことから生まれます。そろえるべきは入口です。

受け皿は3点セットでよか(フォーム→台帳→翌営業日フォロー)

大げさなシステムはいりません。最小構成は3つだけ。入口(フォーム)・記録(台帳)・返す段取り(翌営業日フォロー)。この3点を固定すれば、来た客を取りこぼさん受け皿が、今日から組めます。

具体例:3点それぞれの最小の形

  • フォーム(入口):問い合わせを個人メールやのうて1本のフォームに集める。項目は「お名前・連絡先・ご用件・希望の連絡方法」の4つで十分。無料のフォームツールで作れます。
  • 台帳(記録):来た問い合わせを1枚の表に並べる。列は「受付日時・名前・用件・対応状況(未/対応中/完了)・担当」。フォームの回答がそのまま表に溜まる形が理想です。
  • 翌営業日フォロー(返す段取り):「未対応は翌営業日の朝いちで必ず一次対応」とルールを1本決める。完璧な回答やのうて、まず“受け取りました”の一報でよか。

用語ミニ解説:一次対応とは

一次対応とは、問い合わせに対して最初に「受け取りました、いつまでに返します」と返す初動のことです。見積もりや詳しい回答は後(二次対応)でOK。糸島の宿泊施設では「問い合わせは翌営業日までに必ず一報、詳しい返信は担当が改めて」と分けたことで、すぐ返せる人が増え、客を待たせる時間が縮んだ、という例があります。まず“放置されとらん”と伝わることが、取りこぼし防止の肝です。

AIで「翌営業日フォローの一報テンプレ」をつくる手順(コピペOK)

翌営業日フォローを速く回すコツは、毎回ゼロから文章を考えんことです。用件のタイプ別に“一報テンプレ”を用意しておけば、誰でも30秒で返せます。これをAIに下書きしてもらいます。むずかしい設定はいりません。次の3点(文脈・目的・出力形式)を渡すだけです。

手順は3ステップ

  • (1) よくある問い合わせを用件タイプ別に3〜5個メモ(例:「見積もり依頼」「日程相談」「内容質問」)
  • (2) AIに「タイプ別の翌営業日フォロー一報テンプレ」を作ってもらう
  • (3) 出てきたテンプレを台帳の横に貼る/定型文として登録し、朝いちで差し込んで返す

そのまま使えるプロンプト例

問い合わせ一報テンプレづくりプロンプト
以下の問い合わせ例を読み、翌営業日に返す「一次対応の一報テンプレ」を作ってください。

【やってほしいこと】
・問い合わせを【見積もり依頼/日程相談/内容質問】の3タイプに分類する
・タイプごとに「お礼 → 受け取った旨 → いつまでに返すかの目安」を入れた短い一報を作る
・敬語で、各3〜4文。あとは名前と用件を差し込むだけで送れる形にする

【注意】
・価格・納期は約束せず「担当より改めてご案内します」に留める
・お客さまの氏名・電話番号など個人情報は伏せたまま扱う

【問い合わせ例】
(ここによくある問い合わせを3〜5件ほど貼る)
守秘・個人情報に注意。お客さんの氏名・電話番号・住所などは消してからAIに貼りましょう。価格・納期・補償の確約は人が判断し、テンプレでは「担当より改めてご案内します」に統一すると安全です。

取りこぼしを“見える化”する(数字の見方)

受け皿ができたら、効いとるかどうかを1つだけ数字で測ります。欲張ってあれこれ測ると続かんけん、まずは「一次対応までの時間」1本に絞るのがコツです。台帳に「受付日時」と「最初に返した日時」さえ書いとけば、引き算で出せます。

  • 一次対応までの時間:問い合わせが来てから、最初の一報を返すまで何時間(何営業時間)かかったか
  • 未対応の滞留件数:台帳で「未」のまま残っとる件数が、いま何件か
  • 取りこぼし(失注)件数:返す前に他で決まってしもうた件数が、月に何件か
KPIは欲張らず1つでOK。たとえば「一次対応までの時間が平均2日→翌営業日の午前中(半日以内)になった」だけでも、取りこぼしはぐっと減ります。

まとめと次にやること

  • 取りこぼしは段取りの問題。来た客を1か所に集める入口をつくれば、たまたま頼みを卒業できます
  • 受け皿はフォーム→台帳→翌営業日フォローの3点セットで十分。最小構成から始められます
  • AIで用件タイプ別の一報テンプレをつくれば、誰でも翌営業日に速く返せます

次にやること:まずは問い合わせフォームを1本だけ作って、回答が溜まる台帳に「受付日時」と「最初に返した日時」の列を足しましょう。この2列があるだけで、明日から“一次対応までの時間”が測れて、取りこぼしが見えてきます。

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チョイ博多 (ちょい・はかた)

執筆者紹介

チョイ博多 (ちょい・はかた)

営業DXライター/補助金アドバイザー

営業畑20年、現場の汗を知る実務派。
「売上アップと補助金活用」を両輪に、中小企業の経営課題をユーモアを交えながら伝える。
データ分析も得意で、AI営業支援や集客改善の最新事例を解説。

趣味:屋台めぐり/数字分析/商店街散策

■出身地
福岡県福岡市博多区

■学歴
1989年 福岡県立福岡高等学校 卒業
1993年 西南学院大学 商学部 卒業

■経歴
1993年 商社勤務 法人営業…製造業向け販路開拓
2003年 コンサル会社 営業マネージャー…補助金申請支援と営業研修
2015年 独立アドバイザー…営業DX・補助金活用の支援多数
2025年 「ChotGPT Fukuoka」専属ライター…営業支援・集客・補助金記事を担当

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