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太宰府・糸島の混雑を「デジタル」で解消して客単価を上げる

太宰府・糸島の混雑を「デジタル」で解消して客単価を上げる

「せっかく太宰府まで来たとに、この行列は見らんかったことにしたい……」「糸島のカフェ、駐車場が空いとうか分からんけん諦めて帰ろうか……」そんな声、2026年の福岡の観光地では珍しくありません。お店側にとって行列は“人気の証”でもありますが、同時に諦め客=機会損失でもあります。この記事では、LINE順番待ち・事前注文・混雑の見える化を使って、混雑を減らしつつ売上も伸ばす方法を、ITが苦手でも分かるように解説します。

この記事のポイント

行列をLINEへ移す

店頭で並ばせず、スマホで順番待ちできる形にすると諦め客が減ります。

待ち時間を売上に変える

順番待ちの画面から事前注文へつなげると、ついで買いが起きやすくなります。

混雑を見える化する

混雑や駐車場の空きを出すだけで、来店が分散して体験が良くなります。

デジタルは接客を守る

整理業務を減らし、スタッフは笑顔の対応に時間を回せます。

「並ぶから諦める」をなくすLINE順番待ち

行列の一番の問題は、お客さまの時間を“その場に固定”してしまうことです。2026年の定石は、行列を物理の列からLINEの中へ移すことです。お客さまは待ち時間を自由に使えるようになります。

仕組みは「QRコード→LINEで呼び出し」だけ

店頭のQRコードを読み込んでもらい、順番待ちを受け付けます。するとLINEに「あと◯組です」と通知が届く形にできます。スタッフは呼び出しの手間が減り、お客さまは参道や海辺を散歩できます。

福岡の観光地で効くのは「自由時間のプレゼント」

太宰府なら参道の食べ歩き、糸島なら海沿いの写真タイム。待ち時間が“苦痛”から“旅の時間”に変わると、キャンセルが減りやすいです。結果として、店の回転が上がるだけでなく、地域全体の回遊にもつながります。

ついで買いにつなげる一言が強い

整理券を出すときに、LINEで「周辺のおすすめ」や「今だけの小さな特典」を案内すると、待ち時間がそのままお買い物タイムになります。

ポイント:「並ばせない」だけで終わらせず、待ち時間を良い体験に変えるのがコツです。

待ち時間の30分を「事前注文」で売上に変える

行列中のお客さまは、だいたいスマホを見ています。この“空白の時間”に、注文を先に済ませてもらうと、店側は現場がラクになり、客単価も上げやすいです。

お土産の事前注文は相性が良い

太宰府の甘味や土産、糸島の加工品やテイクアウト。こういう商品は、待ち時間に「ランキング」や「セット」を見せるだけで手が伸びやすいです。入店後や退店時に渡すだけにすると、レジの混雑も減ります。

期待単価の考え方はシンプルです

客単価をA、お土産の追加購入率をR、お土産の単価をSとすると、導入後の期待単価Eは次のように考えられます。

E = A + (R × S)

例として、A=2,000円、R=0.3、S=1,000円なら、E=2,000+(0.3×1,000)=2,300円になります。数字が見えると、取り組む価値が判断しやすいです。

福岡の現場で効く見せ方

スマホ画面では、長い説明より「人気TOP3」「迷ったらこれ」の方が強いです。梅ヶ枝餅なら箱入り、糸島なら持ち帰りしやすいセットなど、選ぶ手間を減らすだけで購入率が上がりやすいです。

注意:事前注文は「受け渡しの導線」が大事です。受け渡し場所を1つに決め、スタッフ全員が分かるようにしておくと混乱しにくいです。

混雑状況と駐車場を「見える化」して分散させる

「行ってみたら満車」「着いたら大行列」このガッカリ体験が、諦め客の原因になります。2026年は、混雑や空きを出して「空いている時間に来てもらう」発想が強くなっています。

VACANのような混雑可視化で体験を上げる

AIカメラやセンサーで混雑度を出し、「空・やや混雑・満」のように表示できる仕組みがあります。これがあると、お客さまは「先に別の場所へ行こう」と判断できるようになり、来店が分散しやすいです。

糸島は「駐車場難民」を救うだけで評価が上がる

サンセットロード周辺は、駐車場が見えない不安で引き返す人が出やすいです。空き情報が出るだけで、ストレスが減って「また来たい」につながります。

福岡らしく回遊をつくる案内が効きます

混雑表示と一緒に「近くの立ち寄り先」を出すと、分散が進みます。太宰府なら別ルートの散策、糸島なら海辺の別スポットなど、待ち時間を旅の価値に変えられます。

ポイント:混雑を隠すより、先に伝える方が親切で、結果として信頼が積み上がります。

導入でつまずかない進め方

デジタルは「入れたら終わり」やなく、現場で回る形にするのが大事です。最初から完璧を目指すと止まりやすいので、まずは小さく始めるのがおすすめです。

まずは順番待ちだけでOKです

一番効果が出やすいのは順番待ちです。行列対応の会話やトラブルが減るだけで、スタッフの疲れが変わります。次に事前注文へ広げると、無理なく進められます。

よくある失敗

一番多いのは「現場が知らんまま始まる」ことです。導入前に、スタッフ全員に「受付方法」「呼び出しの流れ」「キャンセル時の扱い」を共有しておくと安心です。

福岡の観光地は「一言案内」で差が出ます

QRコードの横に「LINEで呼び出します。待ち時間は参道散策どうぞ」みたいな一言があるだけで、お客さまの不安が減ります。ここは、看板の文章が命です。看板だけに、かんばん(勘弁)してくれって言われんように、分かりやすくしましょう。

まとめ

  • 行列はLINE順番待ちで「場所の列」から「スマホの列」に移せます
  • 待ち時間は事前注文につなげると、客単価と満足度が上がりやすいです
  • 混雑と駐車場の見える化で、諦め客と渋滞を減らしやすいです

次にやること:まずは「LINEで順番待ち」を1つだけ試し、店頭QRコードと案内文を置いて運用してみましょう。

もうちょっと知りたかなら、サクッとメールばちょうだい。

チョイ博多 (ちょい・はかた)

執筆者紹介

チョイ博多 (ちょい・はかた)

営業DXライター/補助金アドバイザー

営業畑20年、現場の汗を知る実務派。
「売上アップと補助金活用」を両輪に、中小企業の経営課題をユーモアを交えながら伝える。
データ分析も得意で、AI営業支援や集客改善の最新事例を解説。

趣味:屋台めぐり/数字分析/商店街散策

■出身地
福岡県福岡市博多区

■学歴
1989年 福岡県立福岡高等学校 卒業
1993年 西南学院大学 商学部 卒業

■経歴
1993年 商社勤務 法人営業…製造業向け販路開拓
2003年 コンサル会社 営業マネージャー…補助金申請支援と営業研修
2015年 独立アドバイザー…営業DX・補助金活用の支援多数
2025年 「ChotGPT Fukuoka」専属ライター…営業支援・集客・補助金記事を担当

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