「天神や博多ば歩きよると、外国人観光客の多さに驚くね!」「うちはPayPayば入れとうけん大丈夫…ほんとにそれだけで足りるん?」――その感覚、だいぶ正解です。2026年のインバウンドは、国ごとに“当たり前の決済”が違って、支払いでつまずくと店選びから外れる時代です。福岡は韓国・台湾・中国のお客さまが多い玄関口やけん、決済の準備は売上に直結します。この記事では、ITが苦手でも迷わんように、入れるべき決済と選び方を整理します。
この記事のポイント
-
PayPayだけでは届かん
-
海外のお客さまは自国の決済を使いたいことが多く、対応していないと機会損失になります。
-
アジア向けは3系統
-
韓国・中国・台湾で強い決済を押さえると、福岡の来店チャンスを逃しにくくなります。
-
ひとまとめが正解
-
個別契約より、複数をまとめて受けられるマルチ決済(いろんな支払いを一括で受ける仕組み)が楽です。
-
地元客も一緒に便利
-
交通系IC(電車やバスで使うカード)も一緒に対応すると、観光客と地元客を同時にカバーできます。
PayPayの次に押さえるアジアの決済
PayPayは国内では強いですが、海外のお客さまがそのまま使えるとは限りません。福岡のインバウンドで「これが使える店が安心」とされやすいのは、国ごとの定番決済です。
福岡の繁華街で実際に聞く困りごと
たとえば中洲や大名で「現金あります?」と聞くと、スマホだけ出して「これしかない」と言われる場面があります。ここで決済が通らんと、“味の前に会計で終了”になりがちです。
韓国・中国・台湾の代表格
国ごとの定番はだいたい次のイメージです。店側が全部を個別にそろえるより、まずは「対応できる窓口」を作るのが現実的です。
- 韓国:Naver Pay(ネイバーペイ:韓国で使われる決済) / Kakao Pay(カカオペイ:韓国で使われる決済)
- 中国:Alipay+(アリペイプラス:複数国の決済をまとめて扱う枠組み) / WeChat Pay(ウィーチャットペイ:中国で広い決済)
- 台湾:JKOPAY(ジェイコペイ:台湾で広い決済)
ポイント:「全部そろえなきゃ」やなくて、まずは“まとめて受けられる入口”を作るのがコツです。
「現金のみ」は選ばれにくい理由
手数料が惜しい気持ちはよく分かります。けれど海外のお客さまは、店探しの時点で「キャッシュレス対応」を重視しやすく、現金のみだと候補から外れがちです。
福岡の店で起きやすい“取りこぼし”の流れ
天神の路地店や博多駅周辺の飲食店で多いのが、「入店→メニュー見てワクワク→会計手段を確認→無理で退店」というパターンです。これ、店側は気づきにくいのが怖いところです。
ざっくり損失を見える化する式
難しい話は抜きにして、まずは計算で感覚をつかみましょう。観光客の平均客単価をA、来店をあきらめる確率をR、月の「決済が理由で逃したかもしれない件数」をNとすると、失う売上Lは次の式で考えられます。
L = A × R × N
たとえば手数料が売上の数%でも、取りこぼしが増えると影響は大きくなります。
注意:手数料の安さだけで決めると、対応ブランドが少なくて結局取りこぼすことがあります。まずは客層に合う対応範囲を優先しましょう。
複数サービスをまとめるマルチ決済の選び方
「機械が増えるのは嫌」「結局どこと契約すればよかと?」という悩みには、マルチ決済(複数の支払いをまとめて受ける仕組み)が向いとります。レジ周りを増やさず、運用も一本化しやすいです。
福岡の小規模店で選ばれやすい3つ
よく名前が上がる代表例は次の3つです。どれが正解というより、店の状況で“合う”が変わります。
- Airペイ(エアペイ:複数決済をまとめるサービス):iPad運用がしやすく、まとめ対応を狙いやすいです。
- Square(スクエア:決済と入金管理のサービス):入金の早さを重視したい店に向きやすいです。
- STORES(ストアーズ:決済と店舗運用のサービス):操作が分かりやすい設計が多く、はじめの一歩に向きやすいです。
福岡ならではの“外さん”組み合わせ
福岡は地元のお客さんも多いけん、観光客だけ見ても片手落ちになりがちです。おすすめは、交通系IC(nimocaやSUGOCAなど)と、アジア系QR(QRコード決済:紙や画面の四角いコードを読み取る支払い)の両方を押さえることです。これで「地元の通勤客」も「観光客」も同じレジでさばけます。
ポイント:福岡の店は、“地元+アジア”を同時に取ってナンボです。
導入でつまずかない進め方
決済は入れたら終わりやなくて、「現場で迷わず回る」が大事です。ITが苦手な店主さんほど、最初の設計が勝ちです。
福岡の個人店で失敗しにくい手順
たとえば博多の小さな居酒屋さんなら、次の順がやりやすいです。
- レジ前に「使える決済」を1枚にまとめて掲示します
- スタッフ全員で「1回だけ」テスト決済をします
- 困った時の連絡先と、返金のやり方だけメモに残します
よくある失敗
一番多いのは、「入れたけど、誰も使い方を知らん」状態です。忙しい時間に限ってトラブルが出るけん、導入初日に“練習の時間”を10分だけ作ると安心です。10分で売上が守れるなら、安いもんです。安いと言えば……手数料も安く…いや、ここで無理やり言うと寒かけん、やめときます。
まとめ
- PayPayだけでは、海外のお客さまが困る場面が出やすいです
- 福岡は「交通系IC+アジア系QR」を同時に押さえると強いです
- 個別契約より、マルチ決済でまとめると運用が楽になります
次にやること:まずは「交通系IC」と「アジア系QR」に対応できるマルチ決済を1つ選び、申し込み画面まで進めてみましょう。