「あの仕事は〇〇さんしか分からん」「その設定、触らんでって言われとる」
――福岡の中小企業さんで、ほんとによく耳にする言葉です。こういう状態を属人化と言いますが、実はこれ、気合いや性格の問題やなく、ITの使い方や仕組みが原因になっとることが非常に多いんです。人は「自分しか分からない状態」になると、無意識に守りに入ります。この記事では、仕事が属人化しとる会社で、裏側で何が起きとるのかをIT的な視点でやさしく整理していきます。
この記事のポイント
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人の問題じゃない
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属人化はIT環境や仕組みが原因のことが多いです。
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見えない仕事
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情報が個人の中に閉じてしまっています。
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辞めた瞬間に止まる
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退職・休職が、そのままトラブルにつながります。
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直しどころがある
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少し整えるだけで、現場は楽になります。
情報が「人」にひも付いている
属人化の正体は、だいたいここにあります。仕事そのものではなく、情報の置き場所が問題になっとるケースです。
データが個人の中にある
・個人のパソコンの中
・個人のメール
・個人のクラウド
この状態やと、その人=仕事になってしまいます。会社としては、何がどこにあるか見えません。見えない仕事は、不安を生みやすく、周りも手を出しづらくなります。
よくある状況
・共有フォルダが使われていない
・「それ俺のPCにしかない」
福岡の中小企業さんで、本当によく見る光景です。屋台で言うたら、常連さんしか作り方を知らん名物メニューみたいな状態ですね。
アカウント管理が個人任せ
IT的に見ると、ここはかなり危ないポイントです。仕組みが人に依存しとる状態と言えます。
管理者が誰か分からない
メール、クラウド、業務ツール。
誰が管理者か分からん状態は、属人化の典型です。「何かあったら〇〇さんに聞こう」が積み重なっています。
退職時に何もできなくなる
その人しかパスワードを知らん。
その人しか設定を触れん。
こうなると、辞めた瞬間に仕事が止まります。人は安心できる環境があってこそ、力を発揮できます。
手順が頭の中にしかない
マニュアル以前の問題です。やり方が共有されていません。
口頭・記憶頼り
「いつもの感じで」「前と同じように」。
これ、ITが絡む仕事では再現できません。人の記憶は意外とあいまいです。
よくある失敗
・設定変更の記録がない
・トラブル対応が引き継がれない
結果、同じミス・同じトラブルが繰り返されます。博多山笠も、手順を共有しとるけん安全に動けるんですよね。
共有できる仕組みがない
「共有しよう」と言う前に、土台が整っていません。
置き場所が決まっていない
ファイル、情報、連絡先。
どこに置くか決まっとらんと、自然と人に集まります。
ツールがバラバラ
人によって使うメール、クラウド、メモが違う。
これも、属人化を一気に進めます。「みんな同じ地図を見とらん」状態です。
「忙しいから後で」が積み重なっている
属人化は、ある日突然起きるわけではありません。小さな先送りの積み重ねです。
一時対応が恒久対応になる
「とりあえず〇〇さんに任せとこう」。
これが何年も続いた結果が、今の状態です。
よくある勘違い
・ベテランがいるから大丈夫
・辞めることはないやろ
でも、休む・異動するだけでも、同じ問題は起きます。人は環境が変わると、行動も変わります。
まとめ
- 属人化の多くは、ITの管理不足が原因です
- 情報・アカウント・手順が人に集中しています
- 仕組みを少し整えるだけで、改善の余地は十分あります
次にやること:「あの人しか分からん仕事」を3つ書き出して、その情報がどこにあるか確認してみましょう。まずは小さく、一歩ずつで大丈夫です。