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メールの文面づくりが3倍速に!ChatGPTで“返信文テンプレ”を作る

メールの文面づくりが3倍速に!ChatGPTで“返信文テンプレ”を作る

「メール返信にいつも時間がかかる」「言い回しに悩んで手が止まる…」――福岡の中小企業さんから、こんなお悩みをよく聞きます。特に取引先への返信やお断りメールは、言葉選びがむずかしく、つい後回しになりがちですばってん、実はChatGPTを使えば“あなた専用の返信テンプレ”を作れて、業務スピードがぐっと上がります。本記事では、DXやAIにまだ不安がある方でも、安心して取り入れられる方法をやさしく紹介します。

この記事のポイント

返信テンプレをAIで自動化

よく使うメール文面を、ChatGPTで“あなた用に”作成できます。文章のクセも反映できます。

福岡の商習慣にも合わせられる

地域特性や取引先との距離感も指示すれば、自然な表現で仕上げられます。

操作はかんたん

プロンプト(AIへの指示文)を1つ用意するだけで、テンプレ作成が3倍速になります。

メール返信テンプレをChatGPTで作ると何がラクになるか

メール返信は、小さな作業のようで実は時間を取られやすい仕事です。ChatGPTでテンプレを作っておけば、考える時間を大幅に減らせます。特に中小企業では、総務や営業を兼務している担当者が多く、業務負担を軽くできます。

福岡の商売現場で起きがちな“返信の悩み”

たとえば「取引歴が長い地場企業への返信」「博多弁は使わんけど、距離感は近くしたか」など、絶妙なニュアンスに悩む場面があります。この“距離感調整”こそAIが得意で、指示すれば自然に整えてくれます。

よくある誤解:AIは冷たい文章しか作れんと?

そんなことはありません。ChatGPTは「やわらかめ」「きっちり目」など、文章トーンまで指定できます。福岡あるあるの“ちょっと気遣い多め”も表現できます。

重要ポイント

テンプレは“全自動”ではなく、“あなた用に調整”して使うと精度が上がります。

返信テンプレをつくる手順

テンプレづくりは難しくありません。現場で使っているメールを2〜3件まとめて渡し、文章のクセを覚えさせる方法が簡単です。

手順1:今使っているメールを集める

営業、総務、採用、問い合わせ対応など、パターン別に過去メールをコピーして準備します。福岡の地場企業とのやりとりなら「やり取りの温度感」も一緒にメモしておくと精度が上がります。

手順2:ChatGPTに“文章のクセ”を学習させる

メールを数通渡し、「この書き方の特徴をテンプレにして」と頼むだけで、あなたの文体を真似したテンプレができます。

手順3:返信パターンごとにテンプレを生成する

「お礼」「日程調整」「見積り送付」「お断り」など、用途別に作りましょう。特にお断り文は、地場の商習慣に合わせて“やわらかさ”を調整できます。

AIプロンプト例(コピペでOK)

返信テンプレ作成プロンプト

以下のメール文面を読み、私のメールの書き方の特徴をつかんでください。
そのうえで、以下の用途の「返信テンプレ」を3つ作ってください。
・日程調整
・資料送付
・お断り(やわらかめ、福岡の地場企業向け)

【これまでのメール文面】
(ここに過去メールを貼る)

・文章トーンは「丁寧すぎず、失礼のない範囲」
・言い回しのクセは可能な範囲で反映
・空欄に差し込みやすい構成
・できるだけ短く 

福岡での実務例:こう使うと効果が出やすい

福岡の企業でよくある業務を例に、AIテンプレがどう役立つかを紹介します。

博多の卸売業(toB):取引先との日程調整

取引歴が長い卸先には、距離感を間違うと「急に冷たくなったね?」と思われることがあります。テンプレに「いつもお世話になっております」を自然に使う型を入れれば、毎回ブレません。

建設系企業(toB):資料送付の定型化

現場が忙しく、メールの言い回しに気を回すのが難しい企業でも、ChatGPTのテンプレならコピーして送るだけです。添付忘れだけは注意しましょうね。

福岡の飲食店(toC):問い合わせ対応

お客さんからの問い合わせは「丁寧すぎず、親しみやすい」文面が求められます。指示すれば、固すぎない文章もかんたんに作れます。

よくある失敗とその対策

AIテンプレは便利ですが、「使い方を間違えると逆に遅くなる」ことがあります。ここでは注意点をまとめます。

失敗1:テンプレをそのまま使いすぎる

どんなに精度が高くても、最後に社名や状況に合わせて少しだけ手直ししましょう。特に福岡の取引先は「丁寧さの濃度」を気にされる方が多いです。

失敗2:過去メールの質が悪い

元のメールが雑やったら、その雑さまで丁寧にコピーされます。最初に渡す文章は、できるだけ“ベスト状態”にしておきましょう。

失敗3:用途をざっくり伝えてしまう

「テンプレ作って」だけではAIも困ります。「どの相手に」「どんな場面で」使うかを伝えると、驚くほど精度が上がります。

まとめと次にやること

  • ChatGPTでメールの返信テンプレを作ると、文面づくりの時間が大幅に短くできます。
  • 福岡の商習慣や距離感も指示すれば、自然な文章ができます。
  • 過去メールを使って“あなたの書き方”を学ばせると精度が高まります。

次にやること:まずは過去メールを3通だけ集めて、テンプレ作成を試してみましょう。

もうちょっと知りたかなら、サクッとメールばちょうだい。

小倉 直樹(おぐら・なおき)

執筆者紹介

小倉 直樹(おぐら・なおき)

業務改善ライター/元SE

紙とExcelを卒業するための実務的な工夫を得意とする。
「仕組み化で人に頼らない現場づくり」をテーマに、効率化事例やツール導入のノウハウを紹介。
几帳面な性格から、記事内でも「チェックリスト化」「手順分解」にこだわる。

趣味:釣り/Excelマクロ収集/家電リサーチ

■出身地
福岡県北九州市

■学歴
1990年 福岡県立東筑高等学校 卒業
1994年 九州工業大学 情報工学部 卒業

■経歴
1994年 SIer勤務 システムエンジニア…中小企業の基幹システム構築
2004年 事業会社 情報システム部…社内業務の効率化・RPA導入
2013年 独立コンサルタント…バックオフィス改善・業務標準化支援
2025年 「ChotGPT Fukuoka」専属ライター…紙業務のDX・仕組み化事例を担当

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